美味しくて安全性の高い水を利用したいと思った時に、多くの人が思い浮かべるのが浄水器とウォーターサーバーです。ただしこのふたつは比較してみると、その根本的な機能から必要な費用まで異なることも多いです。よって利用に際しては、それぞれの特徴などをしっかりと把握しておくことが求められます。まず根本的な機能ですが、浄水器はあくまでも水道水を浄水することを目的としています。
そのため利用する水は水道水です。対してウォーターサーバーは水を提供することを基本的機能としています。そしてそこで供給される水は、ウォーターサーバーで供給することを目的に採取された天然水など、多岐にわたります。浄水器のように浄水する必要なく、そのままでもじゅうぶんに安全性に配慮された水であると言うのが、比較した際のウォーターサーバーの特徴です。
ただし近年では、水道に直結する形でRO膜と呼ばれる膜を通し、浄水して純水を提供すると言う、浄水器とウォーターサーバーがセットになったようなタイプも登場しています。これは水道水を利用しながら、浄水機能によってRO水としてサーバーから提供されると言う、新しいタイプのものだと言えます。次に費用に対しての比較です。浄水器の場合は、水道水を利用するわけですから、水にかかる費用と言うのは水道代のみです。
浄水そのものにかかる本体は買取であり、その大きさや機能により値段は千差万別です。そして交換が必要なフィルターに関しても、これは同様です。それに対してウォーターサーバーの場合、水は管理会社から供給されるものなので、当然、そこに費用が発生します。またサーバーは基本、レンタルですが、定期的なメンテナンスが必要になることも多いので、もし管理会社などにそれを任せている場合には、そこにも費用がかかります。